ネイピア 果樹園で働く今回のワーホリ生活では、日頃体験出来ない事をしようと、WWOOFなどでファームステイをしながら田舎暮らしをする目的で向かった。私は動物(ヒツジとかウシとか)を相手にする仕事がしたかったけど ま~、そんなすぐ受け入れ先が決まるモンでもなく、 問い合わせの返事を待ちつつ求人広告も見ていたら 「ネイピア」と言う町のリンゴ狩りの仕事の募集が目に入った。 ちなみに「ネイピア」はティッシュの「ネピア」の語源(?)になった地名で、パルプ産業が盛ん。 もちろん日本企業もある。 友人ナカさんは語学学校へ通った後、観光をする目的の都会派だったけど こちらもなかなか上手く見付からず、私より彼女の方がシビレを切らし 「ココ、行っちゃおうよ!」っと言って来た。 ホ、ホントに!? 大丈夫?? 私はきっと大丈夫だけど、都会派のアナタは耐えられるのかしら?? 案ずるより産むが易し!? 行ってみなくちゃ分からない! ま~、常に何かをしている(学校とか仕事とか)典型的な日本人の私たち、 何もしないで月日が経つのは苦痛だった。 収入はゼロなのに、何もしなくても家賃だの食費だの、出費はかさむ一方だし。。。 そして、バスに揺られネイピアのバックパッカーズ(以下→BP)へ到着。 ひとりずつのベット(2段ベットの場合もある)の4人部屋で、1週間95ドル($NZ1=\50)。 家をシェアする(←未経験)のも魅力的だけど、BPで色んな国の友達が出来る方が好きで いつもBP生活を選んでしまう。 家賃はシェアした方が安いし(同じ金額で一人部屋)、プライバシーも保てるし、 より快適な生活だと思うけど、ボンド(保証金)とか契約とか面倒で、ついついBPへ行ってしまう。 そこのご主人に「果樹園のバイト」を時給9ドルを紹介されて、行く事になった。 朝7時から夕方5時まで働いた。 ランチの他に10時と3時に休憩がある。 ボスはムカ付くヤツだったし、仕事も大変だったけど、楽しかった。 仕事の内容は主に「リンゴの剪定(センテイ)作業」で、花が終わって実が膨らみ始めた頃、 実をより甘く大きくする為に状態の良い物を残し、他の実を落とす作業。 「ネクタリン」、「モモ」、「リンゴ」などの剪定した。 2mくらいある脚立を自分で持ち運び、二人一組で作業する。 慣れるまで指先が痛くなったけど、ポロポロと簡単に取れるし ポトポト落ちる音がなんとも快感で私は楽しかった。 けど、真面目に仕事をし過ぎて腰を痛めて休んだ事もあった。 雨が降っても小雨なら仕事が続く。 少しくらいなら、、、っと思っていても、シトシトと続く雨は服が濡れて冷えてキツイ。 雨の場合は、誰もが「もうムリだ」と思う大雨の方がありがたい。 BPには同じようなワーホリ者が世界の各地から集まっていて それぞれの果樹園で取れた果物を持ち帰って来て、BPの共有食材は豊富だった。 10月から初めて、クリスマスまで続けた。 クリスマスはさすがにどこも仕事は休み。 一段落付くのに合わせて仕事を辞め、「農業生活」に入った。 |